今回の記事では、2013年中の放射能汚染食品関連の記事を、まとめておきたいと思います。
■岩手県の牛肉から続々とセシウム
11月20日 厚生労働省公表の検査結果によれば、岩手県の牛肉から放射性セシウムが検出されました。セシウムが測定されたのは、「盛岡市」、「八幡平市 」、「一戸町 」、「岩手町」、「遠野市」の牛肉です。盛岡市や八幡平市のものからは、1キロあたり 17 ベクレルという測定結果が出ています。
くわしくは、次の記事をご覧ください。
・【2013年】 岩手県の牛肉から続々とセシウム(食品の放射能検査)
■横浜市の「市販の牛乳」からセシウム
12月18日 厚労省公表の検査結果によれば、神奈川県横浜市の「市販の牛乳」から、1キロあたり 1・4ベクレルの放射性セシウムが検出されました。なお、産地については記載がありません。
この件については、当ブログの次の記事でまとめています。
・【2013年】 横浜市の「市販の牛乳」から放射性セシウム
■横浜市の「市販のお米」からセシウム
12月27日 厚労省公表の検査結果で、神奈川県横浜市の「市販の玄米」から、1キロあたり 1ベクレルの放射性セシウムが検出されました。産地については、福島県いわき市とされています。
このニュースは、当ブログの次の記事でまとめています。
・【2013年】 横浜市の「市販のお米」からセシウム(放射能検査)
■放射能汚染されやすい食品は?
こちらは2012年の情報ですが、福島のスーパー「いちい」が2000件の放射能検査をしたところ、次のような傾向があったといいます。
〇乳製品
大手のメーカーの牛乳には注意。
〇お米
郡山市から北の地域で出る場合がある。須賀川から南や会津などからは、検出されない傾向。
〇魚、水産物
太平洋の海は広範囲に汚染されつつある。千葉県沖から岩手県沖までの広範囲で獲れた魚から検出されている。さらに、400キロ沖で獲れたカツオから毎回のように放射性物質が測定されている。
〇肉類
とくに牛肉に注意。福島県とその隣接している県(山形・新潟を除く)に気を付けなければならない。
〇野菜と果物
ほうれん草、小松菜、ミズナなどから 10~20 Bq/kg 程度検出される場合あり。青豆、大豆、黒豆など、豆類も生産地によって高い数字が検出される。じゃがいも、里芋、大根など土物野菜でたまに高い値が出ることがある。 果物、特にリンゴや、柿、イチジク、キウイは、結構高い数字でセシウムが検出される。
〇その他
緑茶からも、高い数値が検出されている。しかし、お茶に抽出したものにはあまり出ない。
(ソース)
・いちい放射能測定室
(2012年1月10日)
放射性セシウム137の半減期は30年。放射能の影響はすぐにはなくなりません。なので、引き続き土壌や食品の放射能汚染関連のニュースには、気を配った方がよいと思います。