スポンサーリンク

2013年12月5日木曜日

【2014年版】 ヘルパー2級から介護福祉士になるには

■ヘルパー2級から介護福祉士になるには

ホームヘルパー2級から介護福祉士になるには、実務経験を3年積む必要があります。3年間とは、正確に言うと、「従業期間1095日以上かつ従業日数540日以上」になります。

(参考)
社会福祉振興・試験センター:受験資格

3年間の実務経験を積んで、国家試験(筆記試験+実技試験)に合格すれば資格が取れます。2015年1月と2016年1月の試験については、3年間の実務経験だけあれば、介護福祉士試験を受験できます

※実技試験(2015年と2016年の試験)については、事前に介護技術講習会を受講すれば、免除になります。介護技術講習会の公式ページは、以下になります。

(公式ページ)
介護技術講習会

国家試験の合格率は、例年50%~60%程度です。

介護福祉士試験については、くわしくは公式ページをご覧ください。

(公式ページ)
社会福祉振興・試験センター:介護福祉士国家試験


■2017年1月の試験から制度が変わる?

2017年1月の試験から、試験制度が変わります。実務経験を積んで国家試験を受ける場合、介護福祉士実務者研修の修了が必須になる予定です。

※介護職員実務者研修は、当初2016年1月の試験から義務付けられる予定でした。ですが、1年延期される見通しとなりました。朝日新聞の記事によれば、「介護分野の人手不足」を理由に、1年間先送りされるようです。

(参考)
朝日新聞:介護福祉士、鍛えたいけど人手不足 研修義務化再び延期
  (2014年1月28日)

実務経験ルートのキャリアステップは次のようになります。

介護職員初任者研修課程(旧 ヘルパー2級)

介護福祉士実務者研修(旧 介護職員基礎研修)

介護福祉士(国家資格)

※初任者研修を飛ばして実務者研修を受講することもできます。


■介護職員初任者研修とは

ご存じのように、ヘルパー2級は2013年3月末で廃止。2013年4月から介護職員初任者研修がスタートしています。

介護職員初任者研修(旧 ヘルパー2級)は、国家資格ではなく、取得が容易。ですので、社会人の場合、ひとまず介護初任者研修を修了してヘルパーの仕事に就き、介護福祉士をめざす人が多いです。

介護職員初任者研修の授業時間は130時間。期間としては、1か月から3か月ほど介護の資格学校に通い、確認テスト的な位置づけの筆記試験に合格すれば修了できます。

介護資格学校としては、ニチイ学館や、ソラストハクビ未来ケアカレッジといったところがよく知られています。


■介護福祉士実務者研修とは

実務者研修は、450時間分の授業を6か月ほどかけて消化。授業の中で行われる実技試験に合格すれば資格取得ができます。ヘルパー2級や初任者研修を修了している場合、授業時間が短縮されて320時間になります。

実務者研修を受験することでも、介護福祉士試験の実技試験が免除になります。

初任者研修と実務者研修については、次のサイトの記事が参考になります。

(参考)
日本ホームヘルパー協会:訪問介護員の養成と現任者のスキルアップ


■疑問解消にはYahoo!知恵袋

介護福祉士試験についてのちょっとした疑問を解消するには、Yahoo!知恵袋が役に立ちます。

(Yahoo!知恵袋)
「介護福祉士 受験資格」の検索結果

2013年から介護資格制度が大きく変わりました。ですので、2013年以降の投稿を参考にするとよいと思います。


【関連記事】

【2014年版】 介護福祉士になるには